【1/29】令和5年度最優秀・優秀教員表彰式を実施しました


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 令和6年1月29日(月)、校長室において令和5年度最優秀・優秀教員表彰式を実施しました。

 本校では、教員の意欲の向上を目的として、教育・研究・学校運営・地域連携等を総合的に評価し、特に顕著な功績をあげている教員に対して表彰を行っています。

 令和5年度の最優秀・優秀教員の方々は、次のとおりです。

     最優秀教員
             生物応用化学科 教授  中山 享
             数理科     准教授  山下 慎司

     優秀教員
             環境材料工学科 教授  松英 達也
             機械工学科   教授  安里 光裕
             電気情報工学科 准教授  若林 誠

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【1/21】高専GCON2023で本学科1年生のチームが審査員特別賞を受賞しました

 令和6年1月21日(日)、日経ホール(東京・大手町)にて開催された第2回高専GIRLS SDGs×Technology Contest(高専GCON2023)にて、環境材料工学科1年 山内 唯衣 さん、加藤 綺乃 さん、機械工学科1年 山下 心花 さん によるチーム:アイデアメイカーズが審査員特別賞を受賞しました。

 高専GCONは、高専の女子学生達(未来の女性研究者・女性技術者)を応援するコンテストであり、女子学生を中心としたチームが出場し、日頃行っている研究や学習の成果を競うものです。本コンテストでは特にSDGsの観点から、さまざまな社会の課題に対してどのように解決して世の中に貢献できるか考え、ビジネスチャンスにつなげるアイデアを創出します。第2回目のコンテストとなるGCON2023では、全国の国公私立高専から85チームのエントリーがあり、書面審査、面談審査を経て、新居浜高専は本選出場12チームの中に選ばれていました。

 今回審査員特別賞を受賞した『IH局所加熱を応用した次世代型ランチボックスの開発』では、IHのクッキングヒーターを利用し、場所ごとに発熱温度の異なる温めを可能にした新しいランチボックスの開発について発表しました。

 受賞した学生たちは、「学内だけでなく、運営の皆様やご協力頂いたメンターの皆様、会場で声をかけて頂いた多くの企業の方々のおかげで大変貴重な経験をすることができました。」「自分たちのアイデアを真剣に聞いて頂き、沢山のアドバイスを頂く事ができたので今後の研究や活動も一層頑張っていきたいです。」と意気込みを話してくれました。また、2月15日(木)に本校の鈴木 康司 校長に受賞を報告しました。

研究テーマ
『IH局所加熱を応用した次世代型ランチボックスの開発』
環境材料工学科1年 山内 唯衣、加藤 綺乃、機械工学科1年 山下 心花

 

指導教員:環境材料工学科 准教授 平澤 英之、電子制御工学科 准教授 松友 真哉、数理科 講師 門田 慎也

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【12/10】JSEC2023で本学科2年生が表彰されました

 令和5年12月10日(日)、JSEC2023(第21回高校生・高専生科学技術チャレンジ)にて、環境材料工学科2年 木村 遥 さんが『ハイブリッド磁気光触媒粒子の開発~水質浄化で持続可能な社会を目指す~』というテーマで研究成果を報告し敢闘賞を受賞しました。JSEC(Japan Science & Engineering Challenge)は、全国の高校生と高等専門学校生を対象に、2003年に始まった科学技術の自由研究コンテストであり、2023年度は全国174校の学校から過去最多となる343の研究作品の応募がありました。

 今回受賞した研究は、木村さんが研究により開発した光触媒機能を有する磁性ナノ粒子に関する内容であり、太陽の光でウイルスや汚れを分解した後、磁石の力で分離回収できる新しい環境浄化材料の特性について報告したものです。

 受賞した木村さんは、「今回の研究により、光触媒特性を示す磁性ナノ粒子の安定な合成に成功したので、次は実際に環境試験を行い社会実装に向けて一層研究を進めていきたいです。」と今後の意気込みを話してくれました。

研究テーマ
『ハイブリッド磁気光触媒粒子の開発~水質浄化で持続可能な社会を目指す~』
環境材料工学科2年 木村 遥 

指導教員:環境材料工学科 准教授 平澤 英之、環境材料工学科 講師 坂本 全教

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【11/29】本学科の学生が高専GCON2023の本戦進出チームに選ばれました

 令和5年11月29日(水)、環境材料工学科1年 加藤 綺乃さん、山内 唯衣さん、機械工学科1年 山下 心花さんによるチーム『アイデアメイカーズ』が高専GCON2023本戦進出チームに選ばれました。

 高専GCONは、高専の女子学生達(未来の女性研究者・女性技術者)を応援するコンテストであり、女子学生を中心としたチームが出場し、日頃行っている研究や学習の成果を競うものです。本コンテストでは特にSDGsの観点から、さまざまな社会の課題に対してどのように解決して世の中に貢献できるか考え、ビジネスチャンスにつなげるアイデアを創出します。第2回目のコンテストとなるGCON2023では、全国の国公私立高専から85チームのエントリーがあり、書面審査、面談審査を経て、新居浜高専は本選出場12チームの中に選ばれました。

 アイデアメイカーズの提案するテーマは『IH局所加熱を応用した次世代型ランチボックスの開発』であり、電導度の異なる材料を組み合わせることにより、加熱温度と加熱場所を選択できる次世代型ランチボックスの開発を目指しました。学生達は、「自分たちの考えたアイデアが、企業の方や社会から評価されたことに驚きと嬉しさでいっぱいです。」「本戦までにはさらに完成度を高めて、実際に社会で役に立つ製品開発を目指します。」と意気込みを語ってくれました。

 なお、高専GCON2023本戦出場チームは日本経済新聞(11/29)、日経産業新聞特別版「高専にまかせろ2023」に掲載され、令和6年1月21日(日)に開催される本戦の様子は日経チャンネルによるライブ&アーカイブ配信、および日本経済新聞への掲載が予定されています。

 
チーム名:アイデアメイカーズ
タイトル:IH局所加熱を応用した次世代型ランチボックスの開発
環境材料工学科1年 加藤 綺乃、山内 唯衣、機械工学科1年 山下 心花

指導教員:環境材料工学科 准教授 平澤 英之、電子制御工学科 准教授 松友 真哉、数理科 講師 門田 慎也
 
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【11/12】本学科の留学生が日本語スピーチコンテストに出場しました

 令和5年11月12日(日)、あかがねミュージアムで、にいはま日本語の会主催「第18回日本語学習者による日本語スピーチコンテスト」が開催されました。

 本学科からは、ラオス出身で環境材料工学科3年のラオ ビー(通称:ビー)さんが出場しました。

 習熟度別5部門に23名の外国人の方が出場し、ビーさんは中級の部(発表時間4分)に「僕が旅行でしない3つのこと」というテーマでスピーチを行いました。

 新型コロナウイルスの影響により、久々の開催でしたが、練習の成果を発表するとてもよい機会となりました。

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【11/6】生産工学専攻科の学生が「BEST RESEARCH PRESENTATION AWARD」を受賞しました

 令和5年11月6日(月)、長岡技術科学大学で開催された国際会議The 8th STI-Gigaku 2023 Conferenceにおいて、これまでの概念とは異なるハイエントロピー合金に関するテーマについて発表した生産工学専攻2年 髙橋 凪さんが、「BEST RESEARCH PRESENTATION AWARD」を受賞しました。

 今回、環境材料工学科 當代 光陽 准教授の指導の下、新合金を設計し、一から自分で溶かして作製し、その構造と強度を詳細に調査し、英語で報告しました。175件の発表数の中から選出されており、これまで取り組んできた研究成果が高く評価されました。

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【9/9】新居浜生涯学習大学講座で本学科の学生が講師を務めました

 令和5年9月9日(土)、新居浜生涯学習大学講座「SDGsから考える地球環境問題」が開催され、環境材料工学科2年 木村 遥 さんが講師を務め『私の地球環境への取り組み-光触媒から環境問題を考える-』というテーマで新居浜市民に向けた講義を行いました。

 本講座では、持続可能な社会を目指すSDGsの考え方に則して地球環境問題を考え、これから私たち一人一人に求められる行動やライフスタイル、身近な地球環境問題について学びます。木村さんは、現在研究開発中の光触媒機能を有する磁性ナノ粒子について内容を説明するとともに、これを活用した地球環境を守る取り組みについて講義を行いました。講義を終えたあと、参加者の皆さんから「新居浜高専の学生さんが最先端の技術を駆使してSDGsに貢献しようと頑張っている姿勢に感動しました。」「光触媒材料を是非実現させて、日本の技術力で世界の困っている人を助けて欲しい。」など多くのコメントを頂きました。

新居浜生涯学習大学
『私の地球環境への取り組み-光触媒から環境問題を考える-』
環境材料工学科 2年 木村 遥 

指導教員:環境材料工学科 准教授 平澤 英之、環境材料工学科 講師 坂本 全教

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【8/5,6】令和5年度夏季体験学習を開催しました

 8月5日(土)、6日(日)の2日間、中学生を対象に夏季体験学習を開催しました。 

 この体験学習は、中学生にとって分かりやすく、興味を持てるようなテーマを設け、本校の施設や実験装置を使いながら『ものづくり』につながる高専の技術者教育の意義や工学の魅力を実感していただくとともに、進路決定の一助としてもらおうと企画しているものです。 

☆テーマ☆ 
環境材料工学科 
 変幻自在の金属材料の不思議を体験してみよう!! 
 手作り光触媒:光の力で汚れを分解しよう! 

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【6/22】「ハイスクールめぐり」に本学科の学生が出演しました

 令和5年6月22日(木)、NHK松山放送局の夕方ニュース情報番組「ひめポン!」内の「ハイスクールめぐり」のコーナーで本学科の学生が出演しました。

 国立高等専門学校である本校は、番外編として取り上げられ、学生会の環境材料工学科4年 岡﨑 氷奈乃さんと機械工学科4年 佐藤 優磨さんが案内役を務め、エコランプロジェクト、奇術部の活動、マグネットコンテスト、授業風景などを紹介し本校の魅力を発信しました。

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【5/23】令和4年度国立高等専門学校機構教員顕彰 顕彰式を開催しました

 令和4年度国立高等専門学校教員顕彰において、環境材料工学科 平澤 英之 准教授が一般部門「優秀賞」を受賞しました。

 この教員顕彰は、管理運営、地域社会への貢献を含み、学生教育を中心とする分野において顕著な功績をあげている教員を顕彰するとともに、顕彰を通じて国立高等専門学校における教育の充実及び向上を目指すものです。

 平澤准教授は、学生が自ら「学ばなければならないと感じ始める」環境(仮:アクティブラーニング・フィールド)をあらゆる教育の場で展開し、このものづくり活動の成果が継続して新聞・テレビで報道されるなど高い評価を受けており、「アクティブラーニング・フィールドを展開したものづくり人材の育成」との題目で一般部門「優秀賞」を受賞しました。

 令和5年5月23日(火)、令和5年度第2回教員会の中で「令和4年度国立高等専門学校機構教員顕彰 顕彰式」を開催し、鈴木校長から表彰状及び記念品が授与されました。
 

【顕彰題目】アクティブラーニング・フィールドを展開したものづくり人材の育成
【受賞者】 環境材料工学科 准教授 平澤 英之

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【5/17】日本金属学会2023年春期講演大会第9回高校生・高専学生ポスターセッション ポスター発表で優秀賞を受賞しました

 令和5年3月7日(火)、東京で開催された日本金属学会春期講演大会において、「機械学習によるフェライト組織の自動判定」をテーマに発表した本校環境材料工学科3年(当時)大下 明子さん、久保 津羽咲さんが、「優秀ポスター賞」を受賞しました。

 今回、電気情報工学科 加藤 茂 准教授および環境材料工学科 當代 光陽 准教授の指導の下、様々な熱処理を施した鋼中の金属組織をAIで自動判定するテーマに取り組みました。モノづくり×AIの観点から斬新な試みであり、この点で高く評価され受賞の対象となりました。

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【5/12】本校名誉教授が令和5年度 第25回「軽金属学会功労賞」を受賞しました

 令和5年5月12日(金)、本校名誉教授 高橋 知司 教員が軽金属学会第144回春期大会において、令和5年度 第25回軽金属学会功労賞を受賞し、校長に受賞を報告しました。

 高橋名誉教授はこれまでに (1) 「高圧力下におけるAl-Cu-Mg合金の相互拡散」、(2) Ti-Al-X (X=Cr,Co,V,Fe,Zr)系合金の相互拡散」、(3)「Ti-Al-Zr系合金などの高温酸化」といったテーマで精力的に研究を進めてきました。

 研究 (1) について平成7年に第43回日本金属学会論文賞を受賞し、研究 (2) については複数回に渡り軽金属学会中国四国支部論文賞を受賞したほか、令和4年にTi-Al-Zr系合金の相互拡散研究にて令和4年度軽金属論文賞を受賞しました。さらに研究 (3) において軽金属学会中国四国支部 研究開発奨励賞を複数回受賞しています。

 また、平成13年まで軽金属学会中国四国支部副支部長としても活躍し、学会活動に大きく貢献したとして同学会中国四国支部特別功労賞、軽金属学会60周年記念功労賞も受賞しています。さらに、同学会の発展に多大な貢献をしたとして、令和3年4月には軽金属学会永年会員となっています。これら40年以上にわたる研究活動の顕著な功績が認められ、今回の受賞となりました。

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【4/3】『高校化学実験で糖詳細構造分析 卓上型NMR活用』兵庫教育大と本学科の教員との研究成果が日刊工業新聞に掲載されました

 兵庫教育大学 山口 忠承 教授と本校環境材料工学科 高見 静香 教授の研究成果が、日刊工業新聞(令和5年4月3日(月)21面の「科学技術・大学」欄)に『高校化学実験で糖詳細構造分析-核磁気共鳴装置(NMR)卓上型、短時間-兵庫教育大学などが考案』の見出しで掲載されました。

 この研究は、実験机に置けて簡単に使える卓上型NMRを活用し、サトウキビから糖を抽出・分析し、糖の構造を決定する内容を、高校の化学実験の90分授業4回で完結できるように考案したものです。

 NMRを用いた構造の解析は高校「化学」教科書において発展事項として記載されています。大学の研究室では、大型のNMRを用いて構造の解析を行っていますが、この大型NMRは価格が数億円、維持費も年間100万円以上掛かるため、高校では設置は難しいのが現状です。そこで、低価格の簡単に使用できる卓上型NMRの活用を考えて検討したところ、大型NMRに比べて感度は低いですが、糖の構造なら分析が可能だと分かりました。そして、サトウキビから黒砂糖を抽出し、卓上型NMRで分析すると、6種類(単糖類3種類と二糖類3種類)の糖に含まれる官能基などのデータから構造を導くことができました。高校化学実験で使われている2つの手法、①糖が存在すると色が変わる「ベネディクト法」と②糖の種類を分ける「薄層クロマトグラフィー法」だけでは糖の構造を導くことはできず、今回の研究成果によって実験で糖の詳細な構造の理解を深めることができるようになりました。

 本研究成果は、令和5年3月24日に日本化学会『春季年会 2023』で発表したものです。

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